最近、日本のコンパクトSUV市場は激戦区なんていう話を聞きました。
それって本当なのかなあと思ってしまいました。何故なら激戦区と言えば日本市場ではミニバンや軽自動車ですが、そこまで良い車種があるのか?、またしのぎを削るような市場なのか?と言えばそうでもないです。
コンパクトSUV市場はまだまだ始まったばかりで本当に始まるのか(ミニバン市場のようになるのか)は未知数だと思います。
日本のコンパクトSUVとはスモールSUVのこと?
コンパクトSUVの定義は地域によって違います。
日本市場ですと、CX-3やヴェゼル、そしてC-HRがコンパクトSUV(市場)と呼ばれています。
しかしアメリカですとフォレスターがコンパクトSUVにあたるでしょう。フォレスターは向こうでは小型SUVと言われています。フォレスターを実際にご覧になった方は小型じゃねえだろって思いませんか?
相当サイズ感の違いがあるなあと思ったりします。
ちなみにCX-3はアメリカではスモールSUVという感じです。アメリカではガソリン車のみの販売でディーゼル車はいろいろ規制に引っかかって販売することができません。それでもそこそこスモールSUVのCX-3も売れているそうです。
日本のコンパクトSUVのラインナップは?
●トヨタC-HR
価格:250~280万円(予想)
●ホンダヴェゼル
価格:192万~275万円
●日産ジューク
価格:173万~343万円
●マツダCX-3
価格:237万~302万円
●スバルXV
価格:225万~286万円
●三菱RVR
価格:191万~280万円
●LEXUS NX
価格:428万~582万円
●スズキイグニス
価格:138万~187万円
大体こんな感じですね。どのメーカーもこのコンパクトSUVを販売していると言えます。(トヨタはもう少し先になりますが)
コンパクトSUVってどれくらい売れている?ヴェゼルの売れている台数
最も売れているのはホンダヴェゼルで月間で5~6千台の登録台数になっています。登録台数ですから全てが売れている訳ではないのですが大体5000台くらい売れているんだなという車種がトップです。
最近最も売れているのはトヨタプリウスでこちらは月間の登録台数が2万台前後となっています。悪い月は1万5千台とかになってきましたね。日本車では最も売れているが伸びている訳ではありません。伸びしろはもう無いだろうと見られています。
また最も売れているプリウスで2万台程度ですからヴェゼルは予想外に健闘していると言っても良い状況だと思います。ただ今のところはヴェゼル一強で他の車種は正直さっぱり売れていない状況です。
ヴェゼルの唯一のライバルと目されてきたCX-3も今やレクサスと同じくらいの販売台数規模と考えて良いです。1000台前後という感じなんですね。ですからヴェゼルだけ売れていて後はイグニス、CX-3、XV、NXと来てその他はほぼ売れていない状況です。イグニスは車体価格が安いこともあってヴェゼルに次いで売れているプチヒット車種かもしれません。
コンパクトSUVが激戦区なんて真っ赤な嘘
現状を見る限りはコンパクトSUVが激戦区なんて全く思いません。そもそも売れていないので、どこがSUVブームなのかと思う惨状ですね。ブームと呼べるほどに今後売れるのかはC-HRに掛かっているとは言え、今度はC-HR一強になって他の車種はますます売れなくなるということが予想されます。
プリウスの販売台数が減ってC-HRに流れるということはありそうですがSUV市場が全体的に盛り上がるという感じではなさそうです。何故かネガティブな内容になってきたのでこの話題はこの辺で打ち切りたいと思います…(^_^;)
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