SUVの最低地上高を調べてみた※国産全メーカー別・現行車SUV

SUVの最低地上高を調べてみました。最小回転半径もおまけで掲載しています。

SUVの最低地上高と最小回転半径などまとめ

表は最低地上高、最小回転（＝最小回転半径）、全長全幅全高を示しています。

※1 CX-4は中国仕様、CX-9は北米仕様です。両車共に日本発売は未定です。

※2 スカイラインCR＝スカイラインクロスオーバー、表に入らないのでやむなく省略しました、ご了承下さい。

※3 新CX－5とは2代目CX－5（2017年2月発売）、旧CX－5とは初代CX－5とこちらでは表記しています。

最低地上高は高い方が良い？

最低地上高はSUVの重要な指標の一つです。悪路で腹を擦ってしまうと壊れるかもしれません、動けなくなるかもしれません。雪道では雪面と車体の底面が接してしまうとスタック（動けなくなる）してしまいます。

つまり車高が高いと障害物を避けやすいので高ければ高いほど良いとなります。ただし余り高すぎるとバランス感が悪くなり、下手をすると横転しやすくなってしまいます。また一般的には速く走るという観点からはマイナスでしょう。スポーツカーは全体的に低く設計されています。アイポイントで考えるとSUVとスポーツカーでは対照的です。

国産SUVで最も最低地上高がデフォルトで高いのはトヨタFJクルーザーの230mmでランドクルーザーの220mmより高いです。また乗用車タイプのフォレスターも220mmあるということで走破性の高さが分かります。

最低地上高は自分で上げられないのか？

最低地上高を上げられないのということですが、リフトアップをすることやタイヤサイズのインチを上げることで簡単に高くすることが可能です。ただし金が掛かりますから、なるべくデフォルトで用途に合った高さの車種を選んだ方が良いでしょう。

リフトアップセットなんかが売られている車種もありますが15万円とかして高額ですね。もっと安くリフトアップすることもできるようですがいずれにせよ大変です。

一般的に言って「SUV」というカテゴリーで考えるなら200mm前後あると安心だと言えます。これなら悪路や雪道にも対応していて頼もしい感じがします。一方で上記の表でもCX-3やC-HRやNXなどは150mm前後の最低地上高となっています。これらはいずれも都市型コンパクトクロスオーバーで、悪路に突っ込んでいくような用途を想定して作られていませんので、SUV風だねと言われても仕方なしでしょう。