新型RAV4がついに発売されましたね。
新型RAV4はトヨタ車の乗用車SUVとしては珍しくオフロード寄りの車種ということでフォレスターの最大のライバル車であるという格好になっています。
しかもトヨタが弱いと言われてきた4WD性能を改良してきていて、「フォレスターと比較すると走りは話にならない」という従来のイメージが払拭されています。
そんなことでフォレスターと比較してどちらを買うべきなのか?を考えていきましょう。
新型RAV4の良さは新しさとカッコ良さです
まずはストレートに両車の良さを挙げていきます。
新型RAV4の良さとはまずは新しさです。何が新しいのか?と言えば、
・第二世代トヨタセーフティセンス搭載
・GA-Kプラットフォーム(カムリ、レクサスESなどと共有)
・走破性が高いAWDシステムを新開発
・外観のカッコ良さ
・ストロングハイブリッドも選べる
新型RAV4の良さはかなり多いです。フォレスターと比較して燃費を重視するなら従来通りにトヨタのストロングハイブリッドが選べますし(フォレスターはスバルのマイルドハイブリッドで燃費が期待できない)、また余り良くないと言われてきた安全装備も第二世代となってスバルよりも被害軽減ブレーキテストでは高得点を取っています。
また新開発のAWDシステムも走破性が高く更に燃費にも配慮されている仕様で高性能になっています。
更に言えばフォレスターの弱点である外観はRAV4よりかなり見劣りしてしまいますね。フォレスターは小さな車種ではありませんが、RAV4は横幅が広くかなり張り出し感があって一回り大きな車に見えてよりSUVらしさが感じられるデザイン性になっています。
こういった感じでフォレスターには際立ってRAV4に勝っている部分というのは少ないのかなと言わざるを得ません。
フォレスターの良さは何??
新型になったフォレスターの良さってなんだろうか?
これは明確にあると思います。
まずは前後席のシートヒーターが標準装備というのは大きいです。寒い地域にお住まいの方にとっては「前後席がシートヒーターが付いているのが当たり前」であるフォレスターは実用的と感じるでしょう。
対してRAV4は前席にシートヒーターが付く仕様になっています。後席はOPでも無いです。
またRAV4がAWDを新開発してきたとは言えまだまだ悪路や雪道ではフォレスターの方が走りが上でしょう。日本仕様のRAV4は2.0Lですしエンジンが今ひとつだなというのも否めません。
あとはフォレスターは価格が安いというのがRAV4より優れている面です。最上級グレードでもちょうど車体価格が300万円程度なのでRAV4より安いです。
RAV4はFF車がありこのエントリーモデルが260万円とは言え、上級のGになるとAWDのみの320万円~となります。ハイブリッドのGになると380万円もしますので高額な車種だなということになりますね。
フォレスターは価格が安い割にはシートヒーター完備で安全装備はほとんどOPが必要なくナビが高額なだけで他は大したことはないということで割安なのが魅力的です。RAV4はグローバルモデルだけあってちょっと高いのかなと思います。
しかし全般的に寒い地域専用の車がフォレスターの特徴であり都会に住んでいる人には余りメリットが無さそう感じがするのがマイナス面でしょう。もっと外側をオシャレにして欲しい感じです。
いずれもオフロードイメージのSUV
イメージとしてはいずれもオフロード寄りのSUVで見た目もそういう印象になっています。
似たような車種になったのはこういう車が北米で売れるからでしょう。
日本的な感覚からするともっと小洒落たイメージのSUVが好まれる傾向にあります。ただどちらの車種も日本向けに開発されていないのが現実で(フォレスターは米国で日本より6倍以上売れている、RAV4は2017年に40万台も売れた!)欲しければ買って下さいというスタンスでしょう。
実際にフォレスターは初動では結構売れましたがその後は続きませんでした。RAV4も初動は良いようですが後が続くのかは不透明です。RAV4は日本で乗るには横幅が広すぎて、このクラスでは最も広い横幅(1855~1865mm)なのがネックかもしれません。
内装はいずれもパッとしない気がしました
どちらの車も内装はパッとしない気がしました。
新型RAV4のエントリーモデルのXの内装はちょっと無いなというレベルでシートのデザインが買う気にならずこれは上級グレード買えってことなんだと思います。
あと気になったのはアドベンチャーというイチ押しのガソリン車のモデルがあるのですがこちらの内装が何とオレンジ配色でスバルと被ってしまいました。私は以前よりオレンジは止めておけと言っていて、このオレンジの差し色の何が良いのかがさっぱり理解できません。
せっかく外観はカッコイイのに運転席まわりにオレンジを取り入れて、そして置くだけ充電のところもオレンジで「何でこんなことしちゃうのかな」と思いました。改良するならまずこれを辞めるべきです。内装がオレンジなので(アドベンチャー気に入ったけど)RAV4を買うのを止めたという人もいるくらいです!
フォレスターについては以前よりXブレイクというグレードでオレンジ配色にこだわっていて外観にも差し色を入れる有様です。従ってXブレイクは無いですが、他のグレードは落ち着いた雰囲気で良いのではないでしょうか。マイルドハイブリッド車はブラウン内装(本革シートのopですが)が選べてこれはこれで大人っぽい感じで好印象です。
【結論】全般的にはやはりRAV4が上だと思う
一応結論は書いておきますがRAV4の方が全てにおいて新しく質の高さが際立っているという感じがします。価格的にはちょっとフォレスターより高いですがそれを感じさせない程の納得感はある車だなと思いましたね。
一方フォレスターはRAV4と比較すると割安感があって「最上級グレードでも300万円かー安いなー」と錯覚してしまう程です。慣れって怖いですが今は300万円超えが当たり前のSUV市場ですから、あ、フォレスターって安いんだなと思ってしまいます。しかもフォレスターは大体の装備は標準装備ですしね。
しかしフォレスターは見た目がすでに旧型という感じがするのが最大のデメリットでしょう。10年くらいこの感じなのはいただけないです。新型アウトバックが発表されましたが今の方がカッコ良くね?という感じでデザイナーを雇った方がいいのでは…と思っちゃいました。
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