ついに新型フォレスターが正式発表されました。
価格についてはこちらでもお伝えしていたように280万~309万円ということで車体価格だけで300万円前後となりました。
燃費はJC08モードで14.6km/Lくらい、マイルドハイブリッドは18.6km/Lということで全グレードがAWDなので悪くはない数値だと思います。
それでは早速どのグレードにしたら良いのか?を見ていきましょう。
まずは全グレードを詳しくチェックしてきます。
新型フォレスターはどのグレードにしたら良いのか?
Touring(ツーリング)
価格:2,808,000円
燃費:14.6km/L
Touringは最も安いグレードです。
とは言え基本的な装備、欲しい装備が標準で付いているグレードで決して「廉価版グレード」ではないということがポイントです。
【装備内容】
装備自体はかなり充実しています。以下は標準装備。
■最新のアイサイトver.3やXモード
■シートヒーターは運転席+助手席+後席左右、つまり全席
■ステアリングヒーター付き(※本革巻)
そして17インチアルミホイール、LEDヘッドライト、フルオートエアコン、電動パーキングブレーキ、サイドビューモニター、歩行者エアバックなど。
正直ここまで充実した装備内容だとは思いませんでした。280万円スタートも納得で「新型フォレスターは中身が良い」と私は再三のように言ってきたのですが(笑)、実際に詳細を確認してみてもかなり良い内容です。
ただし残念ながらキーレスアクセス&プッシュスタートはオプションとなっています。
こちらのオプション価格は「キーレスアクセス&プッシュスタート+運転席&助手席パワーシート」108,000円です。こちらはメーカーのセットオプションでキーレスプッシュスタートだけとはなりません。
またルーフレールを付ける場合には+54,000円となります。
Premium(プレミアム)
価格:3,024,000円
燃費:14.6km/L
Premiumは新型フォレスターの上級モデルです。基本的に2.5Lエンジンのフォレスターは実際には2グレード構成であると考えて良いです。
Touringとの価格差は21万6,000円です。
何が違うのか?と言えば、
■18インチアルミホイール
■フォグランプがLEDに
■リバース連動ドアミラー+ドアミラーメモリー& オート格納機能
■アルミパッド付スポーツペダル
■キーレスアクセス&プッシュスタート
■運転席&助手席8ウェイパワーシート
■前席のシートヒーターが3段階温度調整機能付
■光輝ウインドゥモール
■アイサイトセイフティプラス(運転支援)
以上が標準装備になります。
■本革シートがオプションで選べる
■内装もPremium仕様で上質に
見た目はほとんど変わりませんが装備内容が更に充実してきます。ポイントとしてはPremiumはキーレスアクセス&プッシュスタート(+パワーシート)が標準装備なので、こちらをTouringにオプションで付けるなら価格差は実質的に108,000円となります。
更に内装は最上級グレードのAdvance(Mハイブリッド)と共通で上級仕様となるのも嬉しいです。
そう考えるとそんなに価格差は大きくないなと思いますね。
X-BREAK
価格:2,948,400円
燃費:14.6km/L
X-BREAKはフォレスターでは元々は特別仕様車でしたが途中からカタログモデルになりました。新型フォレスターでもカタログモデルです。
特徴としては内外装にオレンジアクセントで加飾してルーフレール標準装備、撥水シート、撥水カーゴフロアボード装備でスポーティーなイメージのグレードです。
Touringとの価格差は14万400円差となります。Premiumの方が75,600円高いです。価格的には中間グレードと言えそうですがやはり特別仕様車的な位置付けのグレードと捉えて問題ないでしょう。
特徴としては、
■オールシーズンタイヤを標準装備
■17インチガンメタリックアルミホイール
■内装にオレンジステッチで加飾
■撥水ファブリックシート
■カーゴルームランプがLED(X-BREAKだけ)
■LEDリヤゲートランプ
■撥水カーゴフロアボード
■ロープホール付きルーフレール(オレンジ加飾)
基本的な装備は下位グレードのTouringと同じです。
ですからキーレスアクセス&プッシュスタートもオプションとなります。Touringにオレンジ加飾を施したり、独自の装備をプラスしたグレードと考えるのが良いです。
あと気になるのがオールシーズンタイヤ標準装備ですよね。こちらはアメリカだと最近このタイヤが標準タイプの車が若干増えているそうですが、日本車ではほぼありませんよね。
このオールシーズンタイヤは本格的な雪国ではNGでスタッドレスと比較すると凍結した路面でも効果は今ひとつのようです。
ですから余り雪が降らない地域でたまに雪が一杯降ってしまうことがあるじゃないですか?そういう時に役立ちます。またそういう地域ではタイヤ交換しなくても良いのでメリットがありますね。雪国だとサマータイヤと同等に考えた方が良さそうです。つまり冬はスタッドレスに交換するべきです。
ちなみに今新型フォレスターのTVCMで流れているのがこのX-BREAKです。
Advance(アドバンス)
価格:3,099,600円
燃費:18.6km/L
Advanceは現状では新型フォレスターの最上級グレードとなっています。
Advanceだけエンジンが2.0Lで(※他は2.5Lです)マイルドハイブリッド仕様です。そんなに燃費性能は高くないです…。
装備は最も上質で上位グレードのPremiumにプラスした内容であると考えると理解しやすいでしょう。Premiumとの価格差は75,600円高です。
Advanceの装備
■18インチアルミホイール(Advance用)
■ドアミラーがサテンメッキ(シルバー)
■本革シートのブラウン色が唯一選べる OP価格162,000円
■ルーフレールはロープホール付き OP価格54,000円
■アイサイトにECOクルーズ コントロール付
■車両接近通報装置
Advanceの最大の特徴は何と言ってもマイルドハイブリッド車であるということです。それにプラスして上級のPremiumと同等の装備が標準であるということもポイントです。
さらに噂のドライバーモニタリングシステムがこのAdvanceに標準装備されるということです。また今のところ、あれだけ話題になったドライバーモニタリングシステムはAdvanceにしか付かないようです(笑)。
他のグレードには今のところオプション設定すらありません。Advance唯一の装備です。
またもう一つですが内装を茶系にできる、本革がブラウンを選べるのも特徴の一つですね。上にも書きましたがオプション価格は162,000円でべらぼうに高い金額ではありません。割と良心的なお値段です。一考の余地有りと見ました。
新型フォレスターはどのグレードを買うべきか?
これはもちろん予算に応じてということになるでしょう。
ただ実際に買うとなれば難しい選択になりそうだということです。
私だけではないと思うのですが、今どき新型車でキーレスアクセス&プッシュスタートがないのは寂しいというか欲しいです。そうなると下位グレードのTouringではオプションで10万円程度価格に上乗せになってしまいます。
そうなると上級仕様のPremiumとは実質的に価格差は10万円程度。だったらPremiumで良いんじゃないか?と思いました。
反対にキーレスアクセス&プッシュスタートなんて無くていいという方であればTouringで全く問題ないと思います。むしろTouringはエントリーモデルとは言えよくある「廉価版グレード」ではありませんので、内容的には立派なものです。
数ある国産SUVの標準装備を見てきましたが、エントリーモデルでここまで充実している国産SUVは無いです。フォレスターが一番お買い得で、そもそもスタート価格が高いのも頷けました。今いろいろ問題が起こっているスバルですが新型フォレスターに手抜かりなしでした。
またX-BREAKに関しては好みですね。オレンジ加飾が駄目だという方は駄目でしょうし、スポーティーで良いなと感じる方は良いのではないでしょうか。ただベースはTouringであるということはお忘れなく。
マイルドハイブリッドのAdvanceはどうなのか?
本当なのか分かりかねますが、予約段階での一番人気は何とAdvanceという話もあります。
え?本当…?って思いましたがハイブリッドと言ってもあくまでもマイルドハイブリッドで主戦場のアメリカではおそらく販売しないモデルであるということは注意点ですね。
燃費も余り良くないですしエコカー減税があるとは言えそんなに多くもありません。燃費を期待して無理をするくらいならTouringの方が安く済むのかなと思いました。
ブラウン内装にしたい方は今のところはAdvanceのみですのでこちらを購入しましょう。
結論としてはどのグレード?
長くなりました。
結論としては現段階ではPremiumが良いです。
ちょっとお高いですが装備が上質でTouringと実はそんなに価格差がない(※キーレスアクセス&プッシュスタートをオプションで付けるなら)ということで、Premiumがベストグレードという結論に至りました。
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