LEXUS NXのグレード選びを考えていきましょう。
LEXUS NXはハイブリッド車とターボ車に分かれます。
ベースグレードを合わせると両方とも4グレード構成になっていて、それぞれの違いを見ていくことが重要でしょう。
尚、ナビゲーションシステム・10.3インチワイドディスプレイとLexus Safety System+は全車標準装備となっています。
ハイブリッド車とターボ車の価格差はちょうど64万円でハイブリッドの方が高いです。
LEXUS NX ハイブリッド編
LEXUS NXのハイブリッドの燃費は2WDが19.8~21km/L、4WDが19.8km/Lとなっています。ミドルクラスのSUVとしては燃費は良い方です。
NX300h
2WD:5,040,000円
AWD:5,300,000円
NX300hはハイブリッド車のベースグレードです。最も安くても車両価格だけで504万円~と高額な車種です。
このベースグレードに装備できないモノは三眼フルLEDヘッドランプ(ロービーム)、本革シートがオプション設定すらありません。ですから単眼LEDでシートはファブリックシートのみという選択肢となっています。
外観としては上位グレードと遜色がなくフロントマスクはスピンドルグリルであり、リアにはフルLEDリヤコンビネーションランプが標準装備となっていて明らかにベースグレードで劣るということもありません。
NX300h “I package”
2WD:5,220,000円
AWD:5,480,000円
NX300h “I package”とベースグレードとの価格差は18万円です。この18万円でどのくらい装備が追加になるのかがポイントでしょう。
【主な追加装備】
■三眼フルLEDヘッドランプ (ロービーム)、アダプティブハイビームシステム、ヘッドランプクリーナー
■L texシート (運転席ポジションメモリー・運転席・助手席ヒーター付)
■パワーイージーアクセスシステム
■ステアリングヒーター
…といったところが主な装備の違いになります。最も大きな違いと言えばLEXUSの代名詞とも言える三眼フルLEDヘッドランプがこちらでは標準装備となることです。またシートがL texシートと言ってI packageのみ専用の合成皮革のシートとなります。ただダウングレードしてファブリックシートにしたいとはいきません。
NX300h “I package”を選ぶ理由としてはハッキリ言えば三眼フルLEDヘッドランプにしたいということになると思います。それ以外には大きな違いってそれ程ないと言えます。
NX300h “F SPORT”
2WD:5,700,000円
AWD:5,960,000円
NX300h “F SPORT”とは走りの良さを予感させるスポーティーなグレードです。
特徴としてはメッシュのスピンドルグリルで他のグレードと外観上で大きな差別化がされています。このメッシュのスピンドルグリルのカッコ良さだけで“F SPORT”を選ぶ方もいますので魅力あるグレードと言えそうです。
装備はパフォーマンスダンパー(フロント・リヤ)を設定して、“F SPORT”専用本革スポーツシートを標準装備していてアルミペダル、パドルシフトなどスポーティーな装備も多種付いているというグレードです。
そして画像にあるようにメーカーオプションでヒートブルーコントラストレイヤリング(162,000円)という特別色が選べるのも特徴的ですね。色だけで16万2千円というのは驚きです。
またアクティブサウンドコントロールが搭載されていてハイブリッドでもエンジン音が楽しめる仕様となっています。
アクティブサウンドコントロールとは”エンジンやトランスミッションの状態に応じたサウンドを電気的に生成し、インストルメントパネルに内蔵された専用スピーカーから出力。力強いサウンドを室内に響かせ、ドライバーの聴覚を刺激します”。
注意点しては、なぜか三眼フルLEDヘッドランプがオプション設定ということ。ハイビームシステムとヘッドランプクリーナーがセットになりますが別途124,200円のオプション価格となります。
NX300h “version L”
2WD:5,700,000円
AWD:5,960,000円
NX300h “version L”は最上級グレードになります。価格は“F SPORT”と全く同じです。ベースグレードとの価格差は66万円とこのクラスの車種としてはそれ程大きくないと思います。
何が高いのかと言えば前後席ヒーター付の本革シートが標準装備になっていることが主だと言えます。その他には三眼フルLEDヘッドランプ、ハンズフリーパワーバックドア、後席6:4分割可倒式シート (電動リクライニング&電動格納機能付)など。
NXハイブリッドは何を選ぶべきか?
最も魅力的なのはNX300h “F SPORT”です。外観が他のグレードと最も差別化されていてアルミホイールもダークプレミアムメタリック塗装仕様で“version L”よりもカッコ良いです。反面よく見ると外観がド派手でやり過ぎ感もなくはないので冷静に考えた方が良いかもしれませんが。
大人しくいくなら“version L”を検討してみるべきでしょう。ベースグレードに関しては500万円以上出して「本当にベースグレードで良いのか?」を問い正したいところ。“I package”に関しても余り装備が変わらないので頑張って上位グレードを買った方が吉です。
LEXUS NX ターボ車編
NX300
2WD:4,400,000円
AWD:4,660,000円
NX300はターボ車のベースグレードです。440万円というのは高いのか安いのか?と言うと何とも言えないところです。例えばハリアーのハイブリッドの最上級グレードは460万円ですし、こちらと比べるとどうなのかなというのは個人差があります。
同じ価格帯であればハリアーのハイブリッドの上級グレードの方が良いなと考える方もいらっしゃるでしょう。このターボ車はハリアーと同じエンジンを搭載していてベースグレードで比較すると100万円程高い計算になります。LEXUSの場合はナビが標準装備だったりしてブランド代だけじゃないということになりますがそういった比較もしてみて検討するべきでしょう。
NX300 “I package”
2WD:4,580,000円
AWD:4,840,000円
“I package”はベースグレードに少し装備がプラスになったグレードです。価格差は18万円となっています。
ハイブリッドと同様に三眼フルLEDヘッドランプと専用のL texシートがプラスになっているという内容になっています。小幅な装備差であり三眼フルLEDヘッドランプが良いなと思える方向けです。
NX300 “F SPORT”
2WD:5,060,000円
AWD:5,320,000円
NX300 “F SPORT”とはスポーツ仕様のグレードです。
ハイブリッド車のF SPOTと同様にパフォーマンスダンパーを装備し、“F SPORT”専用スピンドルグリルが装備されていて一見してこのグレードだと分かる外観となっています。
そして同じく三眼フルLEDヘッドランプはメーカーオプション(124,200円)となっているのは謎です。
NX300 “version L”
2WD:5,060,000円
AWD:5,320,000円
“version L”は最上級グレードです。何が最上級なのかと言えば本革シートを装備していて前後席のシートヒーターもバッチリ付いていて冬も安心です。
その他にも一通りの装備が付いていて満足感は高いグレードです。
NXターボ車のベストグレードは?
ターボ車だけに“F SPORT”が良いですよね。ハリアーとは全く異なるモデルなんだという雰囲気があります。ベースグレードでもLEXUSなので高級感がありますがここまで来るとそんなに上位グレードと価格差がない(66万円)ので10%程高くなってもこだわりたいです。
安く買うなら程度の良い中古車でも良いでしょう。
【結論】LEXUS NXは結局何を買うべきか?
ハイブリッド、ターボ車問わず上位グレードにこだわりたい車種です。RXのように最大100万円のグレード間価格差ではないので(66万円差)、“F SPORT”か“version L”を選びたいところ。
トヨタ車だけにどちらかと言えばハイブリッドの方が魅力的でNXの場合はレギュラー仕様で維持費が更に安いのが優位点です(※ターボはハイオク仕様)。
「“F SPORT”か“version L”か?」については趣味の問題です。派手好きな方は“F SPORT”、落ち着いた雰囲気が好みな方は“version L”になりますね。“F SPORT”はやっぱり過激なデザインなので目立ってしょうがないかも!?
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