新型RAV4やスバルフォレスターなどこれらのSUVはミドルサイズで比較的大きい車というイメージがあります。
しかしSUVの本場であるアメリカではこのサイズのSUVはママさん向けのコンパクトカー扱いだと聞いて軽いカルチャーショックを受けました。例えばRAV4なんかはユーザーの半数以上が女性だそうです(というか主婦)。
フォレスターもアメリカでは女性が乗っている車だという話は聞いたりします。
日本のN-BOXはアメリカではトヨタRAV4なのか?
日本でお子さんがいらっしゃるような主婦の方向けのコンパクトカーと言えばまずはN-BOXなどのスライドドアが付いたハイトワゴンの軽自動車でしょう。
本物のコンパクトカーのアクアやフィットはN-BOXより狭くユーリティが低いので今や軽自動車の方が好まれます。
N-BOXは今、日本で一番売れている車種です。このタイプで最新車種がN-BOXだからでしょう。ダイハツもスズキも出していてこちらも売れています。
一方アメリカではトヨタRAV4が2017年ですが最も売れた乗用車になっています。その要因としては実は女性の支持が高い、しかもファミリー層(ママさん中心)に人気が高いからということなのです。こういう車種がヒット車種の条件で日本もアメリカも共通しています。
違いとしては日本では男女共に軽自動車のユーザーが多い。従ってN-BOXも男性が買っているのかなと思われます。
一方アメリカではトラック型のSUVがトップ3の売上台数を締めていてお父さんが乗る車というのは向こうで以下のようなイメージになります。
代表的な車種としてはフォードFシリーズになります。この頼もしさたるや男性的ですね。
しかし何でこんなバカでかい車にアメリカ人のお父さん達が乗っているのかと言えば実はただの見栄だそうです。
別に絶対にこういう車が必要だという訳ではない模様。こういう車でトレーラーハウスを引っ張って夏休みに家族で旅行するのが彼らのステータスというかライフスタイルなんだとか。もちろんそんなライフスタイルを提案しているのはメディアとか自動車会社なんでしょうけど。。
ただ日本でもアルファードやヴェルファイアといった大きく派手なミニバンがファミリー層で好まれますよね?これも見栄です。正直、ノアやセレナで事足りるわけですから。
しかしアメリカではもっと見栄っ張りが多くまた同調圧力が強力であると言えます。こういったピックアップトラックに乗っているパパがカッコ良い、経済力があって頼もしいみたいなイメージによって米国の自動車販売のランキングはピックアップトラックが売上の上位を占めるに至っているのです。
そして女性(母親)はトヨタRAV4やフォレスターとか日産ローグみたいな経済的な壊れにくい日本車を好む傾向が高いという感じのようです。全てがそうではないにしてもこういった傾向はありそうだと理解できますね。
コンパクトカーではお父さんはドヤ顔できない
別にコンパクトカーが駄目とかそういう話をしたい訳ではないのですが、RAV4やフォレスターがアメリカではコンパクトカー扱いだということを知ってしまうと何だか今まで抱いていたイメージが壊れたような気がしてなりません。
日本のフォレスターのCMはお父さんが子供を連れて山に行くといった内容で「フォレスターって頼もしいー」というイメージを刷り込むようなCMです。
頼もしい、安全、どこへでも行ける!
こんな感じが日本のお父さんが乗るべきSUVのイメージだと思います。
正直、このイメージを壊したくなければ絶対にアメリカでの現実を日本人に知らせないようにすべきでしょう。
アメリカではこんなイメージは余りなさそうです。向こうはピックアップトラックがお父さんの乗り物では主流であり、一方日本のお父さんはアメリカではママさんカーとされているコンパクトSUVをミドルサイズと思い込まされてドヤ顔で乗っている(かもしれない)なんていうことが日本人に知れ渡った日にはますますSUVの売上が減ると思いましたね…。
ぶっちゃけ言うほど日本ではSUVブームなんて来てねえしっていう。
ですからこの話は内緒にしましょう。知らなかったことにして下さい、以上です。
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