マツダのAWDはフルタイム4WDなのだろうか?※スタンバイ式との違い

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今回はマツダのAWD(4WD)について考えてみたいと思います。

※AWD=4WD。AWDとはオールホイールドライブのことです。

マツダのAWDはi-ACTIV AWDという名称になっています。

マツダ曰く「走破性と燃費効率を両立するというブレイクスルーを実現した」4WDとなっています。話を聞くと凄そうな感じがしますがフルタイム4WDなのかは触れられていませんし、そもそもマツダがフルタイム4WDとは言っていないのが事実です。

どうなんだろう?と思った方はマツダ公式(4WDシステム)で確認してみてください。

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マツダのAWDはフルタイム4WDではないです。

結論としてはマツダのAWDは皆さんが考えるようないわゆる”フルタイム4WD”ではありません。

むしろスタンバイ方式の4WDであるのは確かなんですね。しかし普通のスタンバイ方式よりは高度な4WDです。

そういったことでまずマツダのAWDがただのスタンバイ式4WDと違う部分を説明します。

スタンバイ式4WDというのはセンサー等で監視して必要に応じて4WDに切り替えるシステムです。つまり何もない時はただのFF車です。ですから「フルタイム4WD」ではありません。フルタイム4WDとは常に前後の車輪が駆動していて4輪にトルクが伝わっている状態で走っています。

しかしマツダのAWDは実は常に微妙な小さいトルクが後輪に伝わっていていつでも4WDになるように待機しています。

後輪駆動ユニットの反応速度を高めるため、前輪のみの駆動時にも微小なトルクを後輪に伝達させたまま待機。 後輪トルク発生の指令に対して瞬時に反応できる状態を保持し、4WD走行へのスムーズな移行をサポートします。
マツダ公式(4WDシステム)より

マツダのAWDも普段はFFで走っていて”待機”しているのでスタンバイ式だと言われる場合もあるのですが、実は微小なトルクが後輪に伝わっていてそういう意味では厳密に定義するとスタンバイ式ではなく「フルタイム4WD」と言っても間違いではないかもしれません。

ただ国産の乗用車タイプで唯一フルタイム4WDなのはスバルですが、こちらは基本的に前60:後40のトルク比率で走っています。

マツダの場合は明確には言っていないですが普段は前99.9:後0.1くらい(この数値はテキトーですが…)のトルク比率かもしれません。ほぼFF車です。しかし路面状況によってトルク配分が緻密に計算されて変化していきます。

マツダのAWDは最大では前50:後50の直結4WDまで変化します。

レスポンスが早いのでタイムラグがない

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マツダのAWDと普通のスタンバイ式4WDが違うのはレスポンスが早いというところもあると思います。

例えば普通のスタンバイ式4WDはレスポンスが遅く「普段はFF車で、前輪が滑ってから後輪にトルクが伝わる」(※正確に言うと主駆動輪と残りの二輪の回転差が生じた場合に4WDに切り替わる)ような4WDです。安全性から言えば滑ってから4WDになっても困るなと思います。

マツダのAWDの場合は滑ることを予兆した段階で後輪にトルク配分します。滑りそうだと思ったら後輪のトルクが増えていきます。しかも常に微小なトルクを伝達しているのでタイムラグがとても短いのです。

トルク配分は前70:後30とか前50:後50とか(実際は計算して配分を出すので正確な数字は分かりませんが)その場にあった最適な4WD状態で走ります。これは燃費効率を考えてトルク配分がどのくらいなら最も低燃費で走るかといったことまで考えるようです。

これが走破性と燃費効率を両立させたマツダのAWDと普通のスタンバイ式4WDとの違いです。

「滑ってからじゃ遅いよ」という部分が最大のキーワードかもしれません。

まあ細かいことを言うとスタンバイ式も別に「前輪が完全に滑ってから4WDになるシステム」ではありませんがそれは単なる理論上の話です。実際は滑ってから後輪が作動したと感じるスタンバイ式4WDが多く(タイムラグなのかも)、更には使っている内にさっぱり作動しなくなる不具合がある4WDもあるようです(酷いね)。

いかんせん生活四駆のレベルですから、前輪が滑ってから後輪が追っかけてアシストしてくるような感覚が強いので「滑ってから4WDになる」と揶揄されています。

そういうのは余り感じないなというのがマツダAWDという訳です。

4WDは用語がややこしくて意味不明?

スタンバイ式はオンデマンド4WDとも言われています。

オンデマンド(On-Demand)とは英語で「要求に応じて」という意味だそうです(ウィキ情報です)。

ですからスタンバイ式4WDとほぼ同義ですね。

ただややこしいのはオンデマンド4WDには2種類さらに呼び方があります。

■オンデマンド4WDには二種類

・パッシブオンデマンド4WD

・アクティブオンデマンド4WD

この2つの呼び方があるようです。いずれも俗語なんじゃないのか、あるいは自動車雑誌で使っている用語なのか、出典は分かりかねますがこういう分け方あるようです。

パッシブオンデマンド4WDとはパッシブ(消極的な、受け身の)ということで普通の生活四駆のスタンバイ式4WDを意味します。

アクティブオンデマンド4WDというのはアクティブ(積極的、能動的)ということで積極的に介入してくる4WDのことを意味するようです。こちらのカテゴリーにはマツダの4WDが入ると思います。

だから何だと言われても困りますが4WDが分かりにくいのは呼び方が統一されていないことで用語が乱立していて取っ掛かりの時点で何が何だか分からないということになりがちだからかもしれません。

あとはセンターデフとかビスカスLSDとか別に専門家になりたいわけじゃなくて単に4WDを理解したいだけなのにいろいろあって困っちゃいます。

取り敢えずマツダのAWDは乗用車タイプの中でも高度なタイプであって普通のスタンバイ式とは違うんだよという理解で問題ないと私は思います。

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